IF関数入門(OR条件編)

2020年4月6日

IF関数で、「複数の条件の内、1つ以上を満たす場合に〇〇したい!」という時にどうすればいいか解説します。

例えば「ライバル高校一覧表にて、“戦力評価が70点以上"あるいは“全国大会出場歴あり"もしくは “高校日本代表選手が在籍"という3つの条件の内、最低1つを満たす学校に『要チェック!』と表示する」ような場合ですね。

※「IF関数の基礎から知りたい!」という方は、こちらの『IF関数の使い方(基礎編)』からどうぞ。

※「複数の条件を全て満たす場合が知りたい!」という方は、こちらの『IF関数入門(AND条件編)』をご参照ください。

IFとOR関数を併用する

今回は、IF関数内でOR関数を使う方式を紹介しまう。構造としては以下の通りです。

IFとOR併用式の構造

=IF(OR(論理式1,論理式2,論理式3),値が真の場合,値が偽の場合)

IF関数にて「~なら」という条件を記載する『論理式』の部分を、OR関数に置き換えます。

※論理式3つのケースを上記に記載しましたが、上限は論理式255まで記入可能です。

入力手順

入力準備

今回は「戦力評価70点以上」「全国大会出場歴あり」「高校日本代表選手が在籍」という3つの条件の、いずれか1つ以上を満たすライバル校に『要チェック!』と表示させます。

最初に関数を入れるD2セルを選択してから、数式バーに入力していきます。

数式入力

「=IF(OR(」と最初に入力し、OR条件の論理式を3つ入力します。

論理式入力後OR関数を閉じる丸カッコと、IF関数内を区切るコンマの入力を忘れずに!

続いて、IF関数内の真の場合、偽の場合を入力します。

今回、偽の場合は何も表示させません。何も表示させない場合は『""』と入力してください。

コピーして完成!

数式入力後、エンターキーを押すとD2セルに結果が表示されました。「かいなん高校」は3つの論理式全てを満たすので、「要チェック!」と表示されていますね!

最後に上記をコピーします。

完成です!

2つの条件を満たす「しょうよう高校」「しょうほく高校」、1つを満たす「りょうなん高校」も要チェックとなりました

また、条件を満たさない「たけざと高校」と「バス停前高校」は、数式は入っていますが、表示上は空白です。

数式サンプル

=IF(OR(B2>=70,C2="あり",D2>=1),"要チェック","")

IF関数とOR関数を併用する方法は以上です。

AND関数とOR関数を両方覚えて、使い分けられるようになりましょう!

補足

IF関数とOR関数を併用する際のメカニズムを詳しく知りたいという方は、こちらの「IF関数とOR関数のメカニズム」をご覧ください。

上記記事では、OR関数をAND関数で書き換える方法についても紹介しています!