IF関数入門(AND条件編)
IF関数で、「複数の条件をすべて満たす場合」を指定する方法を解説します。
例えば「会員名簿エクセルで、『女性』の『20歳以上』の『東京在住』の会員に、『パーティの招待状送付』と表示させたい」といった場合ですね。
※「IF関数とは何ぞや!」「IF関数の基礎を知りたい!」という方は、先に『IF関数の使い方(基礎編)』こちらをご覧ください。
IFとAND関数を併用する
今回は、IF関数内でAND関数を使う方式を紹介しましょう。構造としては以下の通りです。
=IF(AND(論理式1,論理式2,論理式3),値が真の場合,値が偽の場合)

IF関数にて「~なら」という条件を記載する『論理式』の部分を、AND関数に置き換えた形です。
※上図では論理式(条件)が3つのケースを紹介していますが、論理式の個数は2~255の間で、自由に選択可能です。
入力手順
今回は、一番上で挙げたパーティ招待状の例を関数化していきましょう。
入力準備
以下の名簿で、「女性で20歳以上で東京都在住」に該当する会員のE列に『★送付★』と表示されるように、関数を入力します。
まず最初に、数式を入力するE2セルを選択してください。

数式の入力
今回は直接数式バーに入力しましょう。「=IF(AND(」に続けて、条件を記入します。
性別欄B列が"女"であること、年齢欄C列が20以上であること、居住地D列が"東京都"であること、この3つを入力します。 条件ごとに区切りのコンマを忘れずに!

上記まで書けたなら、AND関数を閉じるカッコと、区切りのコンマ『,』を忘れずに入力してください。
続けてIF関数の真の場合の値、偽の場合の値を入力します。

これで入力は完了です。
コピーして完成
式の入力を終えると、1人目の会員に、"なし"と表記されました。
一条さんは3つの条件に1つも合致していないので、"なし"ですね。
では、この式を残りのセルにコピーしましょう。


完成です! 3条件を全て満たす四葉さん、九島さんが『★送付★』と表示されました。
=IF(AND(B2="女",C2>=20,D2="東京都"),"★送付★","なし")
AND条件が5個くらいまでであれば、IF+AND関数を使うとスッキリとした数式が書けます。頑張ってマスターしましょう!
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IF関数とAND関数を併用した際の詳細なメカニズムや、IF関数だけでAND関数を実現する方法を知りたい方はこちらの『IF関数とAND関数のメカニズム』をご参照ください!
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